10分間を真剣に生き切る

2017年9月19日

できることは全部やるって
何か違うと思いませんか?

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あれもこれもはできません

東京オリンピックが行われる2020年、大学入試センター試験がなくなります。「高等学校基礎学力テスト」と「大学入学希望者学力評価テスト」の二つのテストが実施される予定です。

センター試験はすべてマーク式でしたが、記述式の問題が必須になるようです。

大学入試もいろいろなやり方が増えています。そのすべてを知っている人は、一人もいないでしょう。日本の教育の仕組みは複雑になる一方です。

またほとんどの子どもが行く高校でも、学校の種類がどんどん増えています。入試の方法も複雑になる一方です。

大学受験はもちろん高校受験でも、本屋さんに行けば、さまざまな問題集や参考書があふれかえっています。選ぶのも大変です。

学校でもいろいろ対策をする必要があるのでしょう。あれもこれもと子供達のやることは増える一方です。私の生徒さんたちの様子を見ていても、ここ数年で学校の宿題が増えたと感じています。

そのすべてに対して対策をすることは、とても私なんかにはできません。そこで私が重視しているのが、これだけは外せないと思われる計算練習です。

子どもが大人になって行く上で、必須でないものを一つずつ無くしていったら、最後に残ったのが計算練習だったからです。

究極の教育ダイエット

私がオススメしている計算練習は毎日10分くらいのことです。その内容もほとんど分かっているけれど、まだ練習すれば早く正確になれることを課題にします。だから、むずしいことは一つもありません。

ところがこの10分の学習が満足に続けられる人は本当に珍しいのです。

したら良さそうなことに、どんどん手を広げるのも悪くはないでしょう。でもまずは、1日10分だけでも、真剣に生きる練習をしてほしい、というのが私の願いです。

たかが計算練習がむずかしい

できないことの筆頭は、毎日続けられないことです。プリントの問題を解く時間が5分〜10分。答え合わせとミス直し、そして準備と後片付けを入れてもせいぜい20分で終わることです。

たったそれだけのことが続けられないのです。

次に多いのが、雑な字を書くことです。自分でも読めないような字を書く人が多いのです。0と6、7と9の区別がつきにくいのは、まだかわいい方です。

スラスラと正確にできるかどうかを確かめるために、問題を解くのにかかった時間をストップウォッチで計るのですが、これもむずかしい。

スタートボタンを押したつもりだったが動いていない、ということがよく起こります。ボタンを押し間違えて、終わったらゼロになってしまうこともあります。

途中でトイレに行きたくなったらストップウォッチを止めるツワモノもいます。10分くらいはかかるのだから、始める前にトイレに行くこともできないわけです。

答え合わせをしようとしたら、問題を一列解いていなかったということもあります。

焦りすぎだし、やっつけ仕事すぎるのです。

いろんなことに手を出す前に、たった十分のことに全力を尽くす練習をしてほしいのです。