思い込みを法則にするな

うまくいった事例を信じてはいけない
世界はあなたが思っているよりはるかに巨大だ

本の内容に保証はない

親は子どもを愛しているに決まっている?

知人のオススメがあったので「12歳までに『勉強ぐせ』をつけるお母さんの習慣」(楠本佳子著・CCCメディアハウス)という本を買って読んでしまった。(以下引用)

親から愛されていれば、自分は大切な人間だと思えます。親が見守っていてくれると思えたら、子どもは勇気と自信を持って、さまざまなことに取り組んでいけるでしょう。
(中略)
もちろん、親は子どもを愛しているに決まっています。

幸せな人だなぁと思った。

この人は子どもを愛することができない親を見たことがないんだ。
愛したいと思っていても相性が悪くて苦悩することがある、ということも知らないんだ。

愛にもいろいろあって、子どもを所有しようとすることでしか満たされれない親がいることも知らないんだ。

そんな親に育てられて、心がズタズタになった人がいることも知らないんだ。

人間と人間の違いは、犬と猿ほどの距離があって、その感覚や思考パターンがとても理解できないことがあることも知らないんだ。

本当に幸せな人だと思った。

本好きの子どもにするために本を読む?

親自身が、普段から本を読むなどして「勉強」していれば、子どもも、勉強するのは当然のことだと思います。そうすれば、口うるさく「勉強しなさい」と言わなくても、自然と自分から勉強するようになるのです。

こうなると、つくづく能天気な人だなぁとしか言えない。

職人の子どもが職人になるとは限らない。先生の子どもが少年院のお世話になることもある。本好きの親で本好きでない子どもの具体例など、何十人も知っている。

私の父親は両切りタバコを毎日二箱吸っていたが、私自身は何度も挑戦してみたがタバコが吸えるようにはなれなかった(タバコが話題になった時は、カッコつけて「二十歳でやめました」といことにしているが)。

こんな本を読んで、好きでもない本を読もうとする親がいたらどうだろう?

「絶対に本好きになりたくない」と思う子どももいるかもしれない。反対に、「あんな親にはなりたくないから心の底から本好きになるんだ」と決意する子どももいるだろう。

「親の習慣が無条件に子に移る」などという法則が、あるはずはない。

あなたがそう思うのは勝手だが、単なる個人の思い込みを、世界の真理かのように本に書いて、悩める親を洗脳するのはやめてほしい。

親が自分の幸せを追求すること

私自身は、親は子どものために生きる前に、自分のために生きた方が親は幸せだし、子どもも楽だと思っている。その上で、子どもの幸せのために自分を押し殺す方が幸せだと思うのもアリだ。

もちろん、私の意見も楠本氏と同じく、単なる個人的な意見なのだから、参考にするもよし、否定するもよし、無視してもよし、だ。

子育て中のお母さんもお父さんも、私なんかが何も言わなくても、自分の感覚と気持ちに従って、考えぬいて取り組まれていることだろう。

当然のことだが、自分の幸せの追求でも、子育てでも、予想通りのこともあれば予想外のことも起こる。その中で、その人なりのやり方で、教訓を引き出して、少しずつ改善されていくことだろう。

私や楠本氏がしてきたように。

どんな理論も方法も、一つの提案でしかないのだ。


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