人間精神の変態について – 読み書き計算で学ぶ – 1日15分の苦手克服

人間もサナギからチョウになるように
ガラリと変わることがあります

人も変態する

サナギの中はドロドロの液体?

突然ですがイモムシって好きですか?

ゴロンとしたイモムシが、ある日サナギになりますよね。しばらく何も食べず動かずにジッとしています。そうするとある日突然チョウになって空へと羽ばたく。

なんと言いますか、神秘としか言いようがないわけです。

神秘=人間の浅知恵など遠く及ばない、神の領域の秘密の発動ですね。

サナギになってジッとしてるとき、中はドロドロの液体なんだって話を聞いたことがあります。

もちろんただの液体ではありません。ちゃんと生きているし、傷をつけると取り返しがつかない。でもイモムシ時代の筋肉なんかはほとんど消えて無くなって液状になって、羽になっていくのだそうです。

外から見るとなんの変化もしていないように見えるサナギ。

ですが、その静けさの中で、神秘としか言いようのない働きによって、まさに「激変」が進んでいるわけです。

復活するたびに成長する孫悟空

話は変わりますが、ドランゴンボールって漫画とアニメをご存知ですか?

主人公の孫悟空はサイヤ人という宇宙人です。負けて体がボロボロになっては復活するんです。そして復活すると以前より強くなっている。もちろんボロボロから復活するには、普通は時間がかかります。

漫画ですから「仙豆(せんず)」という秘密のアイテムがあります。これを一粒食べると、もう死にかけていても一気に元気になっちゃう、なんてこともあります。

その時もまた、前より強くなるんですね。

ちょっとサナギからチョウになるのと似てません?
 

人間の心と脳もサナギからチョウになる

このサナギからチョウになるような変化って、実は人間にはしょっちゅう起こっていると私は思っています。

もちろん人間はチョウやサイヤ人ではないので、肉体の変化の話ではありません。心と脳の話です。

先日、Pちゃん(高1)に起こった変化も、まさにサナギからチョウへの変化でした。

Pちゃんは今、方程式に取り組んでいます。取り組んでいるプリントの目標時間は12分です。そのプリントに初めて挑戦したときは、20分以上かかりました。そして何枚かやっても20分分の壁がなかなか超えられません。

高校生なので結構忙しいのです。そこで家でプリントをする時は

1枚全部できないでもいいから10問でも5問でもいいから、できるだけ毎日やろうね

という約束にしてありました。

そんな風にして、ようやく19分になってから5日間ほどプリントを全くしない日が続いたのです。

あらあら、やらない日が続いちゃったねぇ

なんて言いながら教室でプリントに取り組むと、なんと一気に16分になったのです。サボっていたのに一気に3分縮まったのです。私もPちゃんもびっくりです。

人間の心は自分の脳と体を作り変える

以下、その時の私とPちゃんのやりとりです。

すごいねぇ。賢くなったねぇ。
 
そんな気は全然しません。
 
プリントをしているときになんか変わりはあった?
 
何もありません。
 
そうだよねぇ。おんなじように計算していただけだよね?
 
はい。
 
どうして3分も縮まったんだと思う?
 
わかりません。
 
脳と心が進化したんだよねきっと。
 
進化ですか?
 
前にも話したかなと思うけど、ホンダのアシモってロボットは、歩くようになるまで10年もかかったんだ。日本の最高レベルの技術屋さんたちが何十人も研究しても大変なデコボコ道を歩くことを、Pちゃんも平気でできるよね?
 
はい。
 
体重移動の具合を見て、微調整して、デコボコ具合を測ってそれに合わせて力加減を変えて、なんて、何も意識しないでもPちゃんの足や胴体や手が絶妙に動いてくれるわけでしょう?
 
そうですね。
 
人間の心がしているのは「そこの角まで行きたい」って思うだけで、後は全部脳と体がやってくれる。全自動ロボットを持っているわけよ。
すごいですね。
 
ほんとだねぇ。こんな人間を作った神様ってどんだけ頭がいいんだろうねぇ?
 
ふふふ。
 
で、人間の心は、自分の脳と体の仕組みをどんどん変えられるわけよ。
 
どういうことですか?
 
赤ちゃんが歩きたいと思ってあ〜だこ〜だとしていると、脳と体を使って歩けるようになっちゃったわけだ。でもどんな風にして歩いているのかはPちゃん自身もわからないよね?
 
はい。
 
でも今では「そこまで行こう」と思うだけで歩けてしまう。最初は色々実験してハイハイできるようになり、つかまり立ち、よちよち歩きとだんだんできるようになってきたわけでよね。
 
そうですね。
 
今やっている方程式も同じなんだよ。Pちゃんの心がするのは「方程式を解こう」と思うだけでしょ。あとは今まで身につけたきた計算力を最大限に駆使して解いていく。でもどうして自分の脳がどんな風に動いたら

5+6=11 
だってわかるのかはぜんぜんわからないでしょ?

 
ほんとですね。
 
わからないけどできちゃう。「私」っていうのは心のことで、脳と体はすごく性能のいいロボットみたいなものなんだよ。多分。
 
なんだかすごいですねぇ、人間って。
 
そうだよね、心で思うだけで、自分の脳と体を作り変えちゃうんだからね。思い続けて動かさないと変わらないけどね。
 
計算で言うとプリントをすることが動かすってことですね。
 
そういこと。

止まっていると見える時にも人は成長する

オカダ式計算力プリントの学習では、プリントを学習した結果を毎月一枚の表に記録して行きます。その記録を見れば、どのプリントを何枚学習したらい、時間やミスがどのように減っていったのかが一目瞭然になります。

もちろんどれくらいサボったのかもはっきりします。

サボるにはサボる理由があるのです。その理由は本人もわからないこともあります。そしてPちゃんのように、サボっている時に計算力が飛躍することもあります。

だから私は、元気がなかったり、引きこもっていたりするときにでも、人間は成長している、と考えています。


サナギについての参考記事

ホンダのアシモについての記事

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