一日に一度は噛みしめる学びを – 読み書き計算で学ぶ – 1日15分の苦手克服

小2のJ君は、たし算とひき算の暗算にクリアできた。そこで次に、かけ算九九とたし算の筆算かどちらに挑戦するのかが問題になった。

 学校ではまだかけ算は習っていない。たし算の筆算をしている最中だ。ところがおかやんプリントでは、引き算の暗算の次はかけ算九九になっている。

 たし算引き算の暗算がクリアできていれば、学校のたし算引き算の筆算で困ることはほとんどない。繰り上がり繰り下がりはもうそこそこできるからだ。一方かけ算九九がある程度はいっていれば、たし算の筆算がぐっと楽になる。

 また、私が学び取ってほしいことは、学校で習っていないことに挑戦し、自分の問題点に自分で気づき、自分で修正していく力だ。だからプリント教材の順番は、

  1. 数字の練習
  2. たし算の九九
  3. ひき算の九九
  4. かけ算の九九
  5. たし算の筆算
  6. ひき算の筆算
  7. かけ算の筆算

とした。

カリキュラムは生徒が決める

 教材の順番は決まっているが、学習の順番がその通りである必要は無い。身につく効率から言えば、教材の順番どおりが一番いいと私は考えている。けれども学ぶほうの事情もいろいろあるからだ。

 たとえばひき算の筆算がクリアできない中学生は、おそらく半数近くいる。そういう子どもがまなびばで学び始めれば、最初の課題はでも引き算の筆算だ。けれども、ひき算の練習をひたすらするだけでは学校の課題に目に見えた効果は表れるはずがない。また、やる気も続かない。

 だから、ひき算が身についていない中学生の場合、ひき算の練習をしたうえで、方程式の練習もするといった取り組み方もアリだ。

 おかやんプリントの学習の原則は、毎日1枚のプリントで学ぶことだ。J君の場合は、まだ、毎日1枚の学習が定着してはいない。だから、たし算の筆算とかけ算九九を毎日2枚することは課題にはならない。

 そこで、学校でもやっているたし算の筆算をするのがいいか、それともかけ算九九をするのかをJ君自身に

「どっちがいい?」

と聞いたら、かなり悩んだ末に

「かけ算をやってみる」

と決めた。

初めての挑戦は混乱をきわめた

 おかやんプリントのかけ算九九は、ルビを振ってある九九の表の下に九九の答を書くのが最初だ。それが出来るようになれば、順番がバラバラでルビが振っていない九九の答を書くようにになっている。

 一度でもかけ算九九を習っていれば、九九の読み方にそって答えを出すのだが、J君の場合は規則を先に見抜いてしまった。

 2×5=10 の次の 2×6 の答を「にろくじゅうに」と音で覚えるのではなく、10に2を足せば出てくると分かったので、九九の表を「読み方」を無視して出来てしまうようになってしまった。

 一枚目のプリントはスラスラ出来るようになったのだが、二枚目のプリントに挑戦すると大混乱した。九九の読み方を無視して九九の表を作ることが出来るようにはなっていたが、表どおりではない順番でわけが分からない。2×5 くらいまでなら何とか覚えているのだが、そこからが難しい。

でもJ君のすごいところは、そこでも法則を見つけてしまったことだ。

2×4=8
2×8=

と並んでいると、8-4=4 だからと

8+2=10
10+2=12
12+2=14
14+2=16

と +2 を4回繰り返して、答を出してしまったのだ。

それはすごいけれども、そのやり方では延々と時間がかかってしまう。

表向きは出来たことに再度挑戦

そこでこんなやりとりになった。

「前のプリントをもう一度見てみようか?」
「なんで?」
「いまJ君が困っている事を乗りこえるヒントがあると思うよ」
「わかった」

二枚のプリントを並べて聞いて見た。

「この二枚にプリントの違いは何かナァ?」

しばらく考えてからJ君は答えた。

「ふりがながあるかないか」
「そうだよね、J君は前のプリントをするときに、ふりがなを読んでいたかな?」
「読まずにやった」
「九九の読み方は覚えているかな?」
「覚えていない」
「どうしたら次のプリントが出来るようになると思う?」
「九九の読み方を覚えること?」
「たぶんね。そのためにはどうすればいいと思う?」
「前のプリントをふりがなを読みながらやる」
「何のために?」
「う~ん、よくわかんない」
「九九の読み方をしっかり覚えるためじゃないかな?」
「そうだね」
「もう一つ覚えておいてほしいことがあるんだけど、何か分かる?」
「わかんない」
「初めてプリントをするときには、プリントの隅から隅まで、ゆっくり見ておいてね」
「どういうこと?」
「前のプリントをしたときに、答が出せればいいと思って、ふりがななんかぜんぜんみないでやってたんだよね。だからいま困ってるんでしょ」
「うん」
「最初から合格しようとしないことは、ものすごく大事なんだ」

 本の読者でも、作者の意図や思いを想像することはなく読み飛ばし、消費してしまうだけのことが多いのかもしれない。それはそれで良いのだが、これはと思ったものはじっくり噛みしめて学ぶこともして欲しいのだ。

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