たし算の仕組みはひき算とかけ算の入り口でもある – 読み書き計算で学ぶ – 1日15分の苦手克服

少し前にたし算について書きました。そのときは、やっていることの意味が分からなくてもいいと伝えたかったのだけでした。ある人に今日、同じような事をきかれたので、思いつくままに話していると、できることと分かることの別の見方が浮かびあがってきました。
 
 
まなびばの暗算のたし算の課題は

1.+1は次の数のこと
2.+2は+1を二回すること
3.+3は+2の後に+1をすること
4.+4は+3の後に+1をすること

と順に+10まで習熟していって、たし算の九九を覚えてしまうことです。

+1の前には順序数がスラスラ書けるようになっていることが前提なので、理屈が分かればその答はすぐ分かります。ただ、まなびばのプリントには、スラスラできているかを判断する基準時間があります。いちいち指を使ったりして数えていると、なかなか基準時間内には終わりません。

数え方に慣れてくると+3くらいまでは指を使っていても多くの子どもは基準時間に達することができます。しかし、+4になる頃には難しくなります。中には猛烈な速さで数えて+9までやりきってしまう子どももいます。まぁ、それくらいできれば、引き算に行っても困らないので大丈夫です。

問題は、指折り数える方法では、途中で時間内でできるようにならない子どもです。

そこで私の仕事は、そんな風ににっちもさっちも行かなくなる前に、ときどき「覚えてしまえるといいねぇ」などと「答を覚えちゃうと楽だよ」などと言って「たし算九九の存在」をほのめかすことです。

+2くらいでは、覚える労力より数える方が楽だったりします。その間は指を使えばいいのです。

最初から覚える事を求めれば、+1の段階で「暗記すること」を押し付けることになります。それに、最初から覚えようとすれば+1、+2と+3の間のつながりなどに意識がいく可能性が減ります。

だから、学ぶ本人が困って、その対策として「問題と答を覚えてしまおう」と決めることが、単にたし算に習熟するだけではなく、他の学びにつながっていくと考えています。
 
 
ところで、1枚のプリントの問題は+1のときは+1ばかりですが、+2のときは導入やまとめのプリントには+2と+1が混じります。+4のプリントでも、+1から+4までが混じって出てくるようになっています。

新しい事を学ぶときに、以前に学んだことも出てきて、どちらも使えるように練習していくわけです。そうして+1から+10までが全部身につけば、たし算の道具が10個そろうことになります。こうして暗算のたし算で困ることがなくなります。

暗算のたし算が身につくということは、とりあえず意味が分かる事を、考え考えではなく、歩くように意識しないででもスッとできるようになることです。しかしそれは「暗算のたし算」というひとつの道具だけではなく、+1から+10までの10個の道具すべてを身につけることであり、問題を見るたびに別の道具を出す技術を身につけるということでもあるわけです。
 
そればかりではありません。9+6=15などのときは、9に足せば10になる1を6から引けば5からになることに気付いたりするので、たし算をしているのに無意識でひき算の準備にもなったりもします。

学びの構造はマトリョーシカ人形のように入れ子構造になっているのです。
 
 
情報を伝えるときには、扱っている情報の周りの情報との関係も意識できるといいなぁと思いました。
 
 

Tag: 学び方  

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